ヨーグルトに似た発酵食品であるケフィアがいわゆる「腸活」によいと注目されています。ケフィアは世界有数の長寿地域であるコーカサス地方の発酵食品です。見た目はヨーグルトに似ていますが、含まれる菌や発酵の過程に違いがあります。どちらも牛乳を原料としていますが、ヨーグルトが乳酸菌の働きで発酵するの対して、ケフィアは乳酸菌と酵母の働きで作られます。
ケフィアは腸内環境を整え、免疫力や肝機能を高める、胃液の分泌を促す、コレステロールや中性脂肪を減らすといった、さまざまな美容効果と健康効果がわかっています。
ケフィアは低温でも発酵が進んでしまうため、ヨーグルトのようにパック詰めで販売されていません。発酵によってガスが発生して、容器が破裂してしまう可能性があるためです。そのため、専門店やネットなどで種菌を購入して自分で手作りするのが一般的です。(海外では容器に穴を開けることが容認されている場合があるようです。)
腸内にいる善玉菌の割合は人によって異なるので、どの乳酸菌が有効なのかも人によって様々です。ヨーグルトであまり効果が感じられない場合はケフィアを試してみるのも一つの方法です。