株式会社ミンテンテック

弊社顧問  飯塚陽子先生執筆 書籍紹介

2021/02/08

医療ツーリズムは医療情報のグローバル化によって、患者が安くて良質な医療を求め国境を越えて動く現象だが、近年は最先端医療、再生医療など優れた医療技術を持つ国、病院を目指す患者が増え、観光を兼ねて健診、治療を受けるいわゆる「医療観光」さらに健康志向の「ヘルスツーリズム」が国際的に増える傾向にある。日本へは特にがんの治療や人間ドックの健診など高い医療水準、健診技術を求めてやってくる。介護の分野では、国際的な高齢化に伴い、日本の精度、地域包括ケアシステムの関心が高まり、視察で訪日する国や病院、施設関係者が絶えない。学び、連帯する国際的な機運が徐々に出てきた。
先進医療の国際交流が本格化していくなか、外国人患者の治療・検診を目的とした「医療ツーリズム」の新たな可能性を現場から展望する。

【執筆者一覧】
第1部  はばたく日本式医療ツーリズム
第1章 国際競争と連帯の時代(水巻中正)
第2章 社会の変動と共に変貌する医療ツーリズム(松本謙一)
第3章 湖山医療福祉グループ 中国上海進出へ(湖山泰成)
第4章 リハビリ事業における中国進出と国際交流(相澤孝夫)
第5章 中国と日本における糖尿病と認知症の現状比較(飯塚陽子)
第6章 中国の最新医療事情と問題(劉暁程・兪剛)
第7章 セコムの事業とインド進出(布施達朗)
第8章 アメリカにおける高齢者ケアについて(遠藤慶子)
第9章 中東のハブ――ドバイの医療ツーリズム(長谷川フジ子)
第10章 オランダにおけるケアファームの取組み(濱田健司)
第11章 東南アジア諸国における介護人材の確保と育成(金川仁子)
第12章 永生会における外国人看護・介護人材の育成(安藤高夫)
第13章 超高齢時代のロボットの導入と展望(植村佳代)
第2部 新たな挑戦 東と西
国際医療福祉大学グループ 成田にハブ病院を建設 / 水巻中正 著
    がん重粒子線治療を開始 患者350人超える / 水巻中正 著
三田病院の挑戦と戦略(宮崎勝)