株式会社ミンテンテック

水素による新型コロナウイルス肺炎の治療・後遺症治療の最前線②

2022/04/18

水素による新型コロナウイルス肺炎の治療・後遺症治療の最前線②

2022年1月、慶応義塾大学医学部は「水素は、炎症反応を改善する」という内容の論文を発表しました。免疫反応として存在する「NETs」は自己の核内のDNAを網羅するように拡散し、病原菌やウイルスを閉じ込め、また、殺菌処理機能をもつものですが、過剰に生産されて制御不能になると、炎症性疾患、自己免疫疾患、血栓性疾患に繋がります。このNETsの血管内凝集が血管の閉塞、臓器破壊を招いています。コロナ感染者はこのNETsの予後不良を示唆しており、慶応大学医学部はこのNETs形成に着目し、水素吸入による抗NETsの形成・放出・活性化抑制の作用機序を解明しました。

参考文献
「水素は活性化した好中球のNETs産生を抑制し、炎症反応を改善する」
 2022年1月14日 慶応義塾大学医学部よりプレスリリース