株式会社ミンテンテック

水素の抗炎症作用について

2021/06/14

水素の抗炎症作用

水素は自分自身を攻撃するヒドロキシルラジカルを消す作用があるので、炎症の拡大を抑えます。

炎症とは 参考資料:太田成男のちょっと一言(2011年11月16日)から引用

炎症は免疫作用のひとつで、傷ついたときに細菌などの外敵が侵入しないようにするものです。侵入した外敵を攻撃するために、好中球という白血球細胞が活性酸素のひとつである過酸化水素を大量に発生させ、ミエロペルオキシターゼという酵素によって次亜塩素酸へと変えます。ハイターに含まれている次亜塩素酸と同じ物です。次亜塩素酸によって外敵である細菌を殺そうとするのです。ただし、外敵めがけてというよりもマシンガンのように辺りかまわず放出してしまいます。ところが外敵を攻撃するあまり、自分自身も傷つけてしまいます。 過酸化水素の一部はヒドロキシルラジカルへと変化します。ヒドロキシルラジカルは反応性が高いので、敵に到達する前に自分自身の組織を攻撃してしまい、自分自身の死骸から細胞の中味が放出されます。すると放出された中味を処理するために、炎症作用を増大します。可能なら、敵だけを狙って攻撃すればよいのですが、そんな悠長なことを言っている場合ではないと攻撃するので、赤く腫れたり、熱をもったり、痛くなったりします。これが、炎症です。そして、傷の治癒を遅らせます。