株式会社ミンテンテック

熱中症警戒アラートと暑さ指数

2023/08/28

熱中症警戒アラートと暑さ指数

 今年7月に東京で熱中症警戒アラートが発表されたのは11回でした。熱中症警戒アラートは暑さ指数(WGPT)をもとに発表されます。暑さ指数とは人間の熱バランスに影響の大きい、気温・湿度・輻射熱を取り入れた指標で、乾球温度計(気温)、湿球温度計(湿度)、黒球温度計(輻射熱)の計測値をそれぞれ1:7:2の割合で計算します。湿球温度計の値の割合が大きいのは、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体から熱を放出する能力が減少して熱中症になりやすくなるためです。
 右のグラフでは暑さ指数が28を超えると熱中症患者の発生率が急上昇しています。熱中症警戒アラートが発表されるのは暑さ指数が33以上になると予想される場合ですから、そのリスクのが高さがよくわかります。
 熱中症警戒アラートが発表されたら、エアコンのある屋内で過ごし、水分をこまめに摂取するようにしましょう。