株式会社ミンテンテック

睡眠とうつ病の関係(弊社医療顧問 陶恵栄先生)

2021/03/29

睡眠とうつ病は直接関係あるわけではありませんが、睡眠不足や睡眠リズムの乱れはうつ病になりやすいとされています。2017年、サーカディアン・リズム(体内時計)を生み出す遺伝子とそのメカニズムを発見し、アメリカの科学者3名がノーベル生理学・医学賞を受賞したことは記憶に新しいことです。

じつは、体内時計の概念は2000年前の中国最古の医学書『黄帝内経』にも記されています。十二経路と時間が深くかかわっており、朝食や昼食、睡眠に最も適している時間などが示されています。

わたくしは、これまで多くのうつ病の患者さまを治療してきました。
西洋医学の服薬に頼らない治療を基本として、中医学に基づく治療(刮痧(かっさ)や経絡の流れをよくしたり、食事指導など)を行っており、よい結果が出ています。

やはりよい睡眠をとることが体内時計を整える一番の方法です。加えて早寝早起き、健康的に食事をすることなど生活習慣のリズムを整えることで不眠などが改善します。

最近では新型コロナによる影響およびストレスなどで、うつ病患者が増えています。規則正しい生活習慣を心がけ、バランスのとれた健康的な生活リズムを整えて、快眠快食で楽しい生活を送りましょう。

弊社医療顧問 陶恵栄先生